DKV Trio @ The Hideout

  • Hamid Drake (dr)
  • Kent Kessler (b)
  • Ken Vandermark (ts, bs)

雨の中を一路Hideoutへ。今日は、DKVトリオ..Hamid Drake(dr)にKen Vandermark (ts、bs)+ Kent Kessler(b)。流石に満員の入りで、ミュージシャン率も高い。フィンランドから戻ってきたばかりと思われるIngebrigtも彼女と姿を見せていた。


10時過ぎまでKVのDJが続いた後、3人がステージに上がる。挨拶の後(気さくなんです)、いきなりテンション高いアンサンブルで突っ走る。2セットで夫々1曲ずつ(緩急に合わせて曲想も遷移するんで1曲という表現は当たってないかも)。ドレイクの存在感が大きく、D vs. KVという図式が朧げながら浮かんでくる。前半はソリッドにうねるベースラインを聴かせてたケスラー、後半脱落していった感もあり(ここはベースというポジション上致し方ないところも..)、やはりヴァンダーマークのソウルフルで歌心横溢するブローvs.ドレイクの"ため"と太極拳見てるような流麗・繊細でも音はスケール大きいアフログルーヴが見所聴き所に。特に1stセットのソウル・ブルースからレゲエ..アフリカンルーツへの旅は、ドレイクのポリリズムとR&B/ソウル/レゲエを愛好するヴァンダーマークの相性が至高に達した素晴らしい内容。
2ndセットは、ヴァンダーマークのメロディーから入り少しずつ興乗せる趣向。だけど、後半やや落とし所を逃したか若干散漫になった印象。立て続けに全く異なる楽想はやっぱり難しいだろうし、そもそも立見を続けた私が疲れてしまったが故の印象かも知れず。


06年を締めくくるに余りあるライヴに満ち足りながら、深夜の高速を飛ばして帰宅。07年は1/3、これまたヴァンダーマーク("Powerhouse Sound")で明ける予定。

http://www.flickr.com/photos/gaburu/sets/72157594431965074/