Daniell/McCombs/Hess @ Metro

  • David Daniell (guitar)
  • Doug McCombs (guitar)
  • Steven Hess (drums and perc)

随分久しぶりの更新ですね。なかなか気力が出ずに、夜中のライヴハウス行脚から足が遠のいてました。
今回は、この間1度チケット取ってたのに出張からの戻りが遅れてやむなく断念した、因縁のThe Sea and Cakeのメトロでのライヴ...の前座として出たアンビエントノイズインプロのトリオを掲載。(The Sea and Cakeは一応ロックということで此処には書きません)

客はフロアに10人ほど、2階席はThe Sea and Cake目当ての週末のデート客(つか座って聴きたいヒトビト)が同じく10名程度と言う状態にもかかわらず、時間通り9時にメンバーが登場。Tortoise/ BrokebackのDoug McCombsがメンバーということで、Davidをフロントにした音響系ギターポップのようなものかとの想像は外れ、いきなり3者3様のノイズで始まる。それが、いつしか一つにうねるノイズへと集束していって、アンビエントな音響空間へと(Dougは、最初弾いていたギターをサンプリング・ループでうねらせ、次に前に設置の横置きギターを使って歪んだトーンを乗せていく)。浸っていると、徐々にDavidのギターがミニマルなフレーズで遊離して行き、再びギターを持ったDougが、ベースラインを付けて昇りつめていく。音数が減っていき、収束へ。最後、DougがちらりとDaniellを見て「もう終わる?(もう少し行く?)」というような仕草をしたんだけど、ギターを下ろして「これまで」と応えるDavid。流れとしては、一寸定番過ぎて、最後にもう一山欲しかったなあ(あと5分!)という感じ。往年のThe Orbを思わせるようなアンビエントでした。
今回は30分ちょいだったけど、1時間くらいのステージだと、どういう展開を見せるのか...その辺、もし次回があるなら観てみたいね。

http://www.flickr.com/photos/gaburu/sets/72157602306239335/